Purposiaグループに属するHSF Systemsによって開催されている国際学生コンクール「モデリウム」は、チェコとスロバキアの生徒達が佳境にやさしい持続可能な素材からのオリジナル建築物モデル設計を手がける機会になる。コンクールの作品テーマ内は「火星の家」、「浮かぶ町」、「チェコ共和国立図書館」などの独創性に満ちるテーマが通常。コンクールの本年の第17回目に40校からの83組のチームが参加し、課題は万国博覧会のチェコ国家パビリオンの設計すること。成功した12組は現在、準々決勝に進み、国際決勝戦はオストラバ大学のシティキャンパスで行われる。
今年はまた外国の専門家が審査員に初めて加わるという変更もある。令名の高い日本人建築家、ArchTank建築デザインオフィス創立者、名声のあるグッドデザイン賞受賞者である林恭正氏はコンクーコンクール史上初めての外国人審査員になる。さらに、審査委員会にはHSF System AT社のカントリーマネージャー、シュテファン・ヤンシュ氏も加わり、コンクールをオーストリアへ拡大し国際的な側面を教化する機会にもなれる。
「林恭正さんのご参加はPurposiaグループの大阪・関西万博のチェコパビリオンとのパートナーシップの実際の成果のひとつです。このおかげで、異なる文化や職業の伝統からインスピレーションをもたら建築家の観点と自分のプロジェクトを直面できるチャンスを生徒に提供できました。」と代表取締役のヤン・ハシーク氏が告げた。
モデリウムコンクールは17年間の歴史を経て、建設業界の才能ある若手にとって名誉あるプラットフォームとなった。10万コルナ以上の賞金を提供する上で、現代建築を率いる高名な建築家と出会える唯一無二のチャンスも与える。
「モデリウムのようなプロジェクトは私たちの未来である若世代の才能と創造性の発展にとってとても重要です。この発展もチェコ共和国の万博での参加の目標であります。同時にチェコ共和国と日本だけでなく、国際協力の後援に取り組んでいます。このようにパートナーの参加によって具体的な成果が得られたことを本館、誇りに思います。それこそが万博です。」とチェコ政府代表、オンジェイ・ソシュカ氏が述べた。