インプリメーレ 2025 ピンクの溶融ガラス、オーク材 216 x 115 x 6 cm展示入口のニッチに設置されたロニー・プレスルによる大判のガラス板の作品群は、パビリオン前に置かれたクリスタルの樹木の彫刻作品と繋がりのある作品です。実在する樹齢百年の樫の木の樹皮4点を平面作品として展開したものです。わずかにピンクがかった色調は血の通った肌や皮膚を思わせ、見る者に両義的な印象を与えます。屋外の壮大な彫刻が醸し出す静謐な雰囲気は、ニッチの空間の中ではさらに親密な印象へと変化し、人間と自然との関係、そして地球上の生命の一体性を語りかけます。