ピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団は100年以上の伝統を誇る由緒ある演奏団体で、世界の一流の演奏家と協演を行い、ミュンヘンのガスタイク、フランクフルトの旧オペラ座、ベルリンのメルセデスベンツアレーナ、ウィーンのコンツェルトハウスやシュタットハレ、チューリッヒのトーンハレ、プラハのルドルフィヌムやO2アレーナ等、ヨーロッパの名高いコンサートホールに定期的に出演している。また、主要な音楽祭にも多数参加しており、プラハの春、ドヴォジャーク・プラハ、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンのリヒャルト・シュトラウス祭、スイスはサン・モリッツのエンガディン・フェスティバル等が例として挙げられる。当楽団はマルチジャンルのフェスティバルであるスメタナ・デイズの主催者でもある。
ピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団はこれまで数々の楽曲の録音をリリースしてきた。批評家にも高く評価されたのは、ボフスラフ・マルティヌーのチェロ協奏曲(チェロ独奏:ペトル・ノウゾフスキー、指揮:トマーシュ・ブラウネル)であり、2017年の「今年の録音」カテゴリーでクラシック・プラハ賞を受賞した。また、伊福部昭とレオシュ・ヤナーチェクの作品を収録したCD『日本とチェコのインスピレーション』はヨーロッパと日本の両所で大きな反響を呼び、ドイツのオーパス・クラシック賞にもノミネートされた。録音の指揮を担う東京出身の岩崎宙平氏は2021年9月より当楽団の首席指揮者に就任している。
ピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートのコンセプトは、チェコと日本の文化の興味深い融合である。音楽界の巨匠であり世界的にも名の知られた伊福部昭(1914–2006)とアントニーン・ドヴォジャーク(1841–1904)の作品が演奏されるが、両者ともに自国の民俗音楽の要素からインスピレーションを少なからず得た作曲家である。伊福部の『日本組曲』(1933)は日本の伝統音楽や儀式を元に作曲されており、ドヴォジャークの『チェコ組曲』(1879)はチェコの踊りや風景を思わせる旋律に満ちている。また、世界初演となるドヴォジャークの弦楽四重奏曲第12番ヘ長調『アメリカ』のオーケストラ版は今回のEXPOのために特別に用意され、世界的にも知られる作曲家・編曲家のトマーシュ・イレが編曲を担当した。コンサートでドヴォジャークの作品を演奏することによって、作曲家の生誕184周年記念を祝う意味も込められている。
チェコ国立パビリオンのダイスエホールにおけるピルゼン・フィルハーモニー管弦楽団の公演は、30分間です。
9/4 木曜日 | SHINING HAT HALL - Presented by Null²
SHINING HAT HALL | 15:30-17:00
9/5 金曜日| CZECH PAVILION Daisue Hall
Daisue Hall | 公演の開始 - 13:30, 14:30, 16:00, 17:00, 18:30, 19:30
9/6 土曜日 | CZECH PAVILION Daisue Hall & SHINING HAT HALL - Presented by Kawachinagano City
SHINING HAT HALL | 17:30-19:00
Daisue Hall | 公演の開始- 12:00, 13:00, 14:00, 16:00, 17:00, 18:00
9/7 日曜日 |CZECH PAVILION Daisue Hall & SHINING HAT HALL - Presented by Kawachinagano City
SHINING HAT HALL | 11:30-13:00
Daisue Hall | 公演の開始 - 12:00, 13:00, 14:00, 16:00, 17:00, 18:00
9/8 月曜日 | CZECH PAVILION Daisue Hall
Daisue Hall | 公演の開始 - 12:00, 13:00, 14:30, 15:30, 17:00, 18:00