チェコのブルノ市は、2025年大阪・関西万博に参加し、2025年6月頃にプレゼンテーションを行う予定です。チェコの公式参加を担う総代表事務局との協力契約は2024年12月に締結されました。ブルノは、豊かな歴史と強力な技術基盤を持つ革新的な現代都市として自らを発信することを目指しています。マルケータ・ヴァンコヴァ市長は、本インタビューで観光客やビジネスパートナーの誘致、国際協力の強化、そして「モラヴィアのシリコンバレー」としての地位確立について語ります。
ブルノを知らない人にどのように説明しますか?
ブルノは、遺伝の法則を発見し「遺伝学の父」と呼ばれるメンデルのゆかりの地です。大学都市であり、革新的企業や研究開発機関を含む発達したイノベーションエコシステムの中心でもあります。また、中東欧における伝統的な見本市都市であり、チェコの司法機関の中心地でもあります。高い生活の質を誇り、観光客や新しい住民を惹きつけています。
EXPO 2005(愛知)への参加はどのような効果がありましたか?
日本におけるブルノの認知度向上に大きく貢献し、日本人観光客の関心を高めました。チェコの展示の一部として、歴史・文化・現代技術を兼ね備えた都市として紹介することができました。
EXPO 2025に何を期待していますか?
コロナ禍により、日本を含む海外からの観光客は大きく減少しました。近隣国からの観光客は回復していますが、日本からの訪問者は依然として半分以下の水準です。
現在は海外向けのプロモーションを強化しており、日本市場も重要です。文化や歴史に強い関心を持つ日本人観光客は、ブルノにとって非常に重要です。万博参加によって認知度が向上し、将来的に訪問者数の増加につながると期待しています。
EXPOはビジネスの機会にもなりますか?
日本はチェコにとって重要な貿易パートナーであり、主要な投資国の一つです。品質を重視する革新志向の市場です。
ブルノは長年、イノベーションやスマートシティ開発を支援しており、日本市場にも魅力的です。万博は、デジタル化、電子顕微鏡、航空、医療分野などでの連携に最適な場です。
万博でどのようなブルノを紹介しますか?
ブルノは若く活気ある都市で、11の大学と6万5千人以上の学生を擁し、スタートアップや研究機関が集積しています。「モラヴィアのシリコンバレー」とも呼ばれます。
また、ユネスコ登録のトゥーゲントハット邸をはじめとする建築、活気ある中心市街地、優れた食文化、豊かな文化芸術も紹介します。
ヤナーチェク、ムハ、メンデルといった世界的人物とのつながりも、日本人にとって魅力となるでしょう。
遺伝学も紹介されますか?
はい。メンデルに関連した展示があり、プログラムの一部は遺伝学に特化します。
どのような企業がありますか?
ブルノは技術都市として成長しており、電子顕微鏡分野では世界の33%がブルノで開発・製造されています。
航空宇宙、サイバーセキュリティ、ゲーム産業も強く、「Mafia」などのゲームが開発されました。
KiwiやY Softなどの企業も拠点を置いています。中欧に位置するため、西欧と東欧の両方にサービスを提供する戦略的拠点でもあります。