ニッチの展示空間では、回廊を登りながら見てきた物語のモチーフや登場人物と出会います。ヤクブ・マトゥシュカaka Maskerの近作の作品から選ばれた複数のキャンバス作品は、一見するとありふれた人間の生活の一場面のように見えますが、マトゥシュカはそれを足掛かりに、見るものに普遍的な真実を連想させようとしています。それらは、絵の奥からあふれ出すような輝くエネルギーを通して現れ、私たちが垣間見ようとする、日常の経験を超えた形而上的な次元を示しています。